小さく、まるく、うつくしく

少なく暮らすシンプルライフ

小さく、まるく、うつくしく

昨年、33才の誕生日を迎えた。
秋生まれのわたしは四季の中で秋が一番好きだ。だいすきな金木犀の香りがふわりと鼻をくすぐるようになり、カーテンに透けるきらきら眩しい光を受けると、いつもなんだかすこしあたらしいことがしたくなる。

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わたしは夫と2才の子供とポメラニアンと3LDKのお家で暮らしている。なるべく少ないものでシンプルに小さな暮らしをしていきたいな、と思ったのが2019年秋。(そういえばこれも秋だった。)

結婚式を終えたばかりの頃で、式のために色々と手作りしたものたちや、準備に追われ掃除も行き届かず荒れ果てた家を見てきれいに暮らしたい、と強く思った。

そこから片付け、断捨離、掃除の本を読んだり、実践したり、すこしずつすこしずつ周りを整えていく日々。

子供ができ、引っ越しをして1LDKから3LDKになったり、子供のものが増えたりと紆余曲折あるものの今でもなるべく小さくすっきりと、という思いは変わっていない。
どころか年々ひどくなり夫にはまた捨てた!?と言われることも多々。

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今でもミニマリストというほどモノが少ないわけではないけれど、年間30着前後の洋服で暮らしている。
部屋が汚かったり散らかったりしているとどうにも落ち着かないので、掃除をしやすくするためになるべく外に出しているものも少なめに。

今年の春から仕事に復帰して家にいる時間がぐんと減ったけれど、それでも家が散らかり放題、休みの日に掃除三昧ということになっていないのは、モノをなるべく少なくしていること、モノの住所を決めていることが大きいのかなあ、と思う。

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モノが少ないと見た目がすっきりするのはもちろんだけれど、心のすっきりさが全然ちがう。

すっきり余白のあるクローゼット。すっと拭けるから埃のたまらない棚。飾りのない白い壁。きれいな場所には気持ちいい空気が流れて、ますますお家が好きになるし、自分も心地いい。

30を超えて、自分の心地よさにどんどんフォーカスするようになった。重たいバッグも痛いヒールも着心地の悪い服も、もう我慢して身につけることができない。身も心もいつも身軽で、フラットに。
自分のことを気持ちのいい場所に置いていたい。

そんな思いで今日もわたしは足取り軽く、スキップするように生きたいのです。

わたしのモットー、
小さく まるく、うつくしく
の"小さく"に関するお話でした。

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子供が生まれてもうすぐ2年半、はじめてばかりの毎日に泣いたり笑ったり落ち込んだりあっという間の日々を過ごしてきたけれど、ここいらでわたしも少しひといき。自分のこと、これからのこと、見つめ直していきたいなあという思いで綴り始めました。

わたしの中の何かが芽吹くきっかけになればいいな。

それでは、また